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コロナ禍を乗り越える取り組みを

2021年5月21日 (第19回執行委員会)
連合大阪 会長 田中 宏和

 皆さん改めましてこんにちは。

報告事項

 冒頭、この間の主な取り組み、二点についてお礼と報告をさせていただきます。

 一点目は、メーデーについてであります。大阪で初めて開催されてから100年目の節目でもあった第92回の大阪地方メーデーは、その成功に向け今年1月から連帯活動委員会、メーデー実行委員会の場でご議論・ご確認をいただき、準備を進めてまいりました。

 ただ、今年もコロナウイルス感染拡大の影響から、幾度となく変更を余儀なくされ、結果、昨年同様オンラインでの開催となりましたが、関係者の皆さまのご協力もあって、無事開催することができました。本当にありがとうございました。現在、展開中の総括に向けたアンケートを含め、今後のメーデーや発信力強化等連合大阪運動のさらなる向上を目指してまいりますので、皆さま方からの、積極的なご意見を宜しくお願いいたします。

 次に、先週土曜日開催の「政策・政治フォーラム幹事会」についてです。本幹事会では、今年の重大決戦、次期衆議院選の取り組みやその他政治課題の共有を図る一方、危機的な状況にある大阪の医療体制に対し、私たちと連携する政党から、政府に緊急支援要請を行っていくことを確認いたしました。まさしく、この政策・政治フォーラムは連合大阪と推薦議員などが連携し、「大阪で働くことを軸とする安心社会」を実現していくために構築したものであります。大阪での安心社会が深刻な危機に瀕している今、フォーラムとして、要請を行いましたが、今後においても、政党や各団体との連携を強め、コロナ対策や運動課題に取り組んでまいりたいと考えています。

社会・経済情勢

 さて、コロナの状況は、変異株の全国拡大など、これまでにない局面に入っているように思えます。そして、この長引くコロナ禍により、すでに様々な業種・業態で働く人たちに、大きな影響が生じています。コロナ関連の失業者は、5月14日時点で、統計上だけでも103,593人に上り、大阪でも9,421人に達しています。また、3月の完全失業率は、2.6%で、前月(2.9%)から改善したものの、この背景には、コロナ禍が続く中で労働市場から退出した人が増加したとの見方もされています。今月18日に発表された1-3月四半期GDPが3期ぶりにマイナスに転じるなど、好転しつつあった経済にも影響が及んでいます。

 このような状況の中、政府・自治体が連携をし、事業継続の支援、さらには、働く者の雇用と生活を守るための支援を今こそ徹底するとともに、業種・業態を転換せざる得ない方々への助成・支援も強化していく必要があります。

最後に

 最後になりますが、コロナ禍の中、医療従事者、エッセンシャルワーカーの方々を始め、多くの仲間が、この危機を乗り越えるために懸命に働いています。私たち一人一人の適切な行動の徹底を強めることが、こうした仲間の支援に繋がります。

 連合大阪としても、感染症の早期収束とすべての働く者の安心確保のため、政策実現活動や職場労使における対策の徹底、労働相談活動などに全力で取り組んでまいりますので、引き続きのご理解をお願いし、冒頭の挨拶といたします。

 本日、どうか宜しくお願いいたします。

以 上