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連合大阪とは(組織概要)

「連合大阪」って何?

 連合大阪は、大阪府域のあらゆる産業に働く組合員40万人で組織している労働組合です。
 連合大阪は、勤労者の不安解消のための政策・制度要求をはじめとして、労働条件改善の取り組みや労組のない勤労者への支援、市民運動との連携など、幅広い運動に取り組んでいます。
 今、私たち働く者は、長引く不況による雇用不安をはじめ生活不安、将来への不安から大きな閉塞感の中にいます。
 連合大阪はこのような時代こそ労働組合の果たすべき役割が大きいことを自覚し労働環境の急速な変化に対応した、雇用の確保、公正なワークルールの確立、安心を保障するセーフティネットワークが組み込まれた、市民の参加を基本とする「労働を中心とする福祉型社会」をつくることをめざしてがんばっています。

綱 領

1.われわれは、自由にして民主的な労働運動の伝統を継承し、この理念の上に立って労働者の結集をはかり、労働運動の発展を期す。

2.われわれは、つねに社会正義を追求するとともに、「力と政策」を備え、完全雇用の達成、労働基本権の確立、労働諸条件の改善、国民生活の向上を実現する。

3.われわれは、あくことなくよりよい未来に希望をもち、国民の先頭に立ち、自由、平等、公正で平和な社会を建設する。

4.われわれは労働組合の主体性の堅持につとめ、外部からのあらゆる支配介入を排除し、民主的で強固な組織の確立をはかるとともに、日本労働組合総連合会の強化・発展に努める。

5.われわれは、日本労働運動の国際的責任を深く自覚し、世界平和の達成と諸国民の共存共栄のために努力する。

統一大会アピール

 新しい時代、新しい変化に対応して、国民の期待に応え、平和と自由と民主主義を希求し、ゆとりある豊かな生活、幸せな家庭を築くため、ここに労働界全体の統一を達成することができました。
 大阪に於ける労働運動は、戦前戦後を通じて日本の労働運動のなかでも先進的な役割を果たしてきました。官民あわせて60万人の統一組織、日本労働組合総連合会大阪連合会(連合大阪)は、総評、同盟、中立労協、新産別など既存のローカルセンターが大阪という風土のなかで築いた伝統と実績を継承し、その発展をはかります。
 同時に、新しい「日本の進路」を切り開くために、連合大阪は、「連合の進路」を基本にすえ、「経済、社会の発展は国民のためにある」ことを念頭におき、わけても、中小・零細企業で働く労働者、パートタイムの労働者などの労働条件の改善と格差の解消に努めます。また、「主権在民・基本的人権の尊重・恒久平和」を基調とする日本国憲法の精神を尊重し、軍縮・核兵器の廃絶・地球的規模の環境の保全、人権擁護などの国際的な運動にも取り組むとともに、日本の平和的発展と公正・公平・平等の社会づくりのために各種の国民運動を積極的に推進します。
 21世紀を目前に政治、経済、文化など、あらゆる面で大きな変化に直面しています。労働運動もまた変化に対応して、新しい運動を切り開いていかなければなりません。
 連合大阪は、国際化、情報化、高齢化社会のなかにあって、開かれた、わかりやすい運動をすすめるとともに、府民とともに、豊かで、住みよい大阪をつくる運動に取り組みます。
 連合大阪は、チャレンジすべき課題は多岐にわたりますが、「平和、幸せ、道ひらく」をスローガンにかかげ、日々変化する新しい情勢を的確にとらえ、未来への視点を見誤ることなく新しい運動を創造していく決意を表明します。

1989年12月16日
日本労働組合総連合会大阪府連合会(連合大阪)
統一大会