2019年6月21日
(第20回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一
堺市長選挙へのご支援にあらためて感謝を申し上げます。今回は推薦という形を取らない中での取り組みでしたが、大阪南地域協議会の皆さん、構成組織の皆さんには、大きなご支援をいただきました。結果は惜敗という残念な結果でしたが、来年に想定される住民投票否決に向けて、希望が持てる結果ではなかったかと考えております。今後、みなさんと議論をする中で、検討していきたいと思っております。
参議院選挙が目前に迫ってきました。国民、立憲、両党との間で、候補者調整の余地もあるのではないかと思っておりましたが、どうやら、現時点ではお二人並列のまま選挙戦に突入しそうな気配かなと思っております。
後ほど、対応方針をご議論いただきますが、大阪の情勢をふまえれば大変厳しく、また難しい選挙になると思います。お二人ともに連合推薦候補ですが、選挙になれば、勝つか負けるかという戦いになるわけです。そうした中で、事務局としてもギリギリの調整をしてきた内容となっておりますので、ご理解、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
さて、久しぶりの党首討論が行われました。見ていて残念だなと思ったのは私だけではないと思います。年金の問題など、国民生活に直結する問題であるだけに、もっと真摯に与党野党を問わず議論すべきだと思います。選挙対策だけの上滑りの議論は、そろそろやめないと、本当に手遅れになるのではないかという危機感を覚えます。
現に少子高齢化への対応を先送り、先送りした結果、今、多くの社会課題を抱えていますし、さらに様々な課題が複雑化、重層化していくことが懸念されます。
政権交代だけではなく、国会のあり方、政治のあり方も含め、根本的な議論が必要ではないかと個人的には思います。ぜひ、参議院議員選挙を機にそういう方向に舵取りをしていただければありがたいと思っております。
別件ですが、ベルコ不当労働行為に対する労働委員会命令が出ました。札幌地裁では敗訴しておりますが、労働委員会命令においては完全勝利となっております。引き続きのご支援をお願いします。
この日曜から、沖縄の平和集会に参加します。現地で、戦争、基地問題など、改めて考えたいと思っておりますが、先日、「空母いぶき」という映画を見ました。総理大臣役をした佐藤浩一さんの「いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残っているんですね」という発言が物議を醸したので、ご存知の方もいるかもしれません。
これを見て、自衛隊には、防衛出動、警護出動など、いくつかの出動形態があるということを初めて勉強しました。映画の出来栄えについては、良い、悪い、色々な評価があるようですが、私にとっては、武器使用が許される防衛出動ということについて考える良い機会になりました。機会があれば、ぜひ観ていただければと思い、ご紹介をしておきます。