2019年4月19日
(第18回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一
ダブル選挙に対して皆さんの絶大なるご支援をいただいたにも関わらず、惜敗したことは痛恨の極みである。組織的な総括は、後ほど提起させていただくが、今後の皆さんへのヒアリングなども通してまとめていくことになる。ご意見をお寄せください。
さはさりながら、選挙結果は厳粛に受け止めなければならない。今後は、大阪府政、市政の動向を注視するとともに、二元代表制のもとでの民主的な議論、行政を求めていきたいと思っているので、よろしくお願いしたい。
ダブル選挙の勢いをかって、統一地方選の前半戦でも維新の風が吹き荒れたが、連合大阪の推薦候補者が府議選・政令市議選で9人が当選した。皆さんのご支援に感謝を申し上げたい。引き続き、後半戦も厳しい戦いを強いられている。もう最終盤になっているが、推薦候補者全員の勝利に向け、最後の最後まで、粘り強い運動をお願いしたい。
2019春闘は継続中だが、昨日(4月18日)の中央執行委員会で現時点でのまとめとして報告された。業種によってバラツキはあるものの、賃上げの流れは続いている。300人未満の中小組合では、率・額ともに昨年同期を上回っている。このことは、中小組合が自らめざす賃金水準にこだわり、粘り強く交渉した成果ということで、連合本部としても評価している。また、賃金以外にも、勤務間インターバル制度の導入、非正規労働者の処遇改善など、多岐にわたる項目で前進回答が引き出されている。しかし、まだ多くの組合が交渉中であり、皆さんの引き続きのご支援をお願いしたい。
最後に閑話休題。先日、脳科学者のお話を聞く機会があった。脳は、睡眠中、無意識下でも活動しており、常に車のアイドリング状態にあるそうだ。実は、このアイドリング脳を活用することが大切だというお話があった。
ある課題について、とことん考える。それは大事だが、多くの場合、それだけでは大したアイデアは出てこない。とことん考えることは必要条件だが、十分条件ではない。そういう時に、アイドリング脳を活用する。アイドリング脳は、リラックス、睡眠している時に何かを生み出してくれる。その潜在意識にゆだねることも大事。自分に合ったリラックス法を見つけると「ひらめき」が出てくる。自分自身のそういう方法をみつけることも一つの手である。
27日はメーデーでお世話になるが、ぜひ、長い休みを活用されてはいかがかなと思っている。チコちゃんには「ボーっと生きてんじゃねーよ!!」と叱られるが、この先生に言わせると「時にはボーっとする」ことも大事である、ということで、このゴールデンウィーク中に実践してみてはどうか。