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正しい考え方、倫理観をしっかり持った人をトップに

2018年3月16日 (第5回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 3月2日、春闘総決起集会へのご参集、大変ありがとうございました。おかげさまで、成功裏に終えることができました。

 3月14日、2018春闘の第一次の山場を越えた。交渉団の皆さんのご奮闘に敬意を表し、感謝を申し上げたい。

 5年連続の賃上げ回答の意義は大きい。今後、中小の交渉が本格化してくる。大手追従・大手準拠からの構造転換を進めるべく、最大限のお取り組みをお願いしておきたい。連合大阪もその役割を果たしていくので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げたい。

 森友問題が大変なことになってきている。決裁文書の書き換えや差し替えなど、言語道断である。佐川氏個人に責任を押しつけることは遺憾であり、明らかに麻生大臣、安倍首相が責任を問われる事案。文書が改ざんされたことで「アウト」だし、マスコミももっと厳しく追及すべきである。一国の総理大臣が政治を私物化し、それに関連して資料の隠蔽という事案が続いている。安倍一強政治の弊害と言われているが、一強と言われているご本人の気質にかかわる部分も大きいのではないかと思っている。

 小宮一慶さんという経営コンサルタントが、企業不祥事に関して書いていた記事を見たが、その一部を紹介したい。「正しい考え方、倫理観をしっかり持った立派な人を経営トップに置くことが大切。会社には、良い会社、悪い会社はない。あるのは良い社長、悪い社長だけだ」。このことは、国や行政のトップリーダーにも言えることではないか。

 今、森友のあおりをくって、予算審議などが停滞しているが、これらの中にも社会の分断を助長していくような政策が多くあり、野党も勇み足にならないよう追及をお願いしたい。引き続き、注目をしていかなければならない。また、森友の問題は、大阪でなぜ認可されたのか、もう一度検証すべきだ。