2017年12月15日
(第2回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一
年末、何かとあわただしい中、執行委員会へのご参集、ありがとうございます。2017年最後の執行委員会にあたり、今年1年のご指導、ご支援に感謝を申し上げます。
今年1年を振り返るとさまざまなことがあった。国際的にはトランプ流の政治、北朝鮮の動きで激動の年だった。国内的には、安倍政権も色々なことがあり、こけかけたが、野党の自滅で踏みとどまった。
先の衆議院選挙は比例票で見れば、野党票が自民票を上回っていることからすれば、いかに野党票をまとめて、2019年の参議院選挙を戦うのかが問われていることは間違いない。
先日の地方連合代表者会議で、連合本部には、そういう観点からの指導力の発揮をお願いしてきた。
年が明ければ春闘がスタートし、9月に実施かともいわれている(大阪市の)住民投票対策、さらには2019年の統一地方選、参議院選挙へむけての準備を進めていくことになる。引き続きのご指導、ご支援をお願いしたい。
今、受信料にかかわる最高裁判決で話題になっているNHKで放映された、2つの番組のエッセンスを紹介する。
1つは「奇跡のレッスン」という番組で、世界の一流指導者が子どもたちに短期間のレッスンを行い、技術だけでなく心の変化まで呼び起こすというもの。今回は、ラグビーの最強コーチで、ワールドカップで日本代表を指揮し、南アフリカを破った、あのエディー・ジョーンズ氏。
現在イングランド代表監督のエディーさんは、番組史上最も短い5日で、「あの勝利が奇跡ではないことを証明する」と言う。日本一をめざす都内の高校生を指導し、最終日、格上の大学生と勝負し勝利を収める。
「重要なことは、コミュニケーションであり、意味のある言葉で意思疎通をはかることが大切であると」エディーさんは言う。
もう1つはNHKスペシャルで「人体 神秘の巨大ネットワーク」という番組。
最新の研究では、体の中で、あらゆる臓器や細胞が、まるでにぎやかに会話するように、ダイナミックな情報交換を繰り広げていること。それはまさに、人体という名の「巨大な情報ネットワーク」。いま、あなたの体内で交わされている、臓器たちの熱い会話が、あなたの命を、健康を、支えているということであると紹介されている。
この2つの話は通じることがある。私たちの運動・活動を進めていくうえでも、意味のある熱いコミュニケーションを取っていくことが重要である。