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2018年度 大阪市立大学・連合大阪寄付講座

<第12回>
ケーススタディ⑤

女性(男性も)が働きやすい職場づくり〜WLBをどう進めるか

講義のねらい

「働くこととは」、「労働組合、労働運動とは」、「労働者の権利とは」、「働くことをめぐる諸課題」等などについて考え、理解するとともに、そうした上で働き、社会活動を行っていく人材を育成することを目的とする。

講義内容要約

<第12回>ケーススタディ⑤ 女性(男性も)が働きやすい職場づくり〜WLBをどう進めるか
日時 2019年1月7日(月)13:00〜14:30
場所 大阪市立大学
講師 脇本 ちよみ(元連合大阪副事務局長)
趣旨 「女性活躍」が声高に叫ばれているが、女性が働くことの実情や取り巻く環境を検証しつつ、自らの体験とも重ね合わせて、真に女性が(男性も)活き活きと働ける社会づくりに何が必要かを伝える。
テーマ 女性(男性も)が働きやすい職場づくり〜WLBをどう進めるか
内容

1.はじめに

  • (1)原点に母親-「自立のすすめ」
  • (2)働き続けることの意味―キーワードは「案ずるより産むが易し」
  • (3)労働組合の女性部運動への参画、そして全体の課題と全体の運動の担い手に

2.「男女平等」「男女共同参画」は国際的に当たり前の流れ

 ―日本における「男女平等」を保証する法律と社会意識・慣行の乖離!
 社会像転換を後押しした国連の「女性差別撤廃条約」とそれに基づく国内の法律

3.今、社会は大きな転換期

  • (1)まだまだある労働の場での課題―日本は大きく遅れている!!
    • ① 労働力率―働く女性は4割。しかし、M字型雇用(男性は台形)
    • ②「女は働かない方が得?をする」と思える税金のしくみや扶養制度のありかた
    • ③ 最近のマタハラ(マタニティハラスメント)の増加など
  • (2)男女間賃金格差は大きいーこれは、今だけの格差にとどまらない
    • ① 退職金・年金への波及、社会的通念への波及・・・一生の差につながる
    • ② 拡大する雇用形態による格差―賃金格差、制度格差、年金格差、
  • (3)社会は大きな転換期
    • ① 少子高齢社会の到来―労働力をどう確保するかは国の行方を左右する
    • ② 生涯賃金制度、終身雇用は崩れつつある
    • ③ 若年の失業率、非正規化の増加―保険制度、年金制度、税制度は今のままでいいか?持続可能な社会保障制度への転換が求められる!
  • ◆女性には「自立して働き続ける」権利を、男性には「家事・育児・地域参加できる」権利をお互いに取り戻すことを、社会の通念として、個人個人の意識としてしっかり位置づける時がきている
  • ◆労働時間短縮で「ペイドワークとアンペイドワークのシェアも含め男女の働き方を大きく変えていくーそのための新しいワークルール(均等待遇原則、同一価値労働同一賃金、ワークシェアリングなど)つくりが求められている
  • ◆「多様な働き方」を、本当に働く側が自ら積極的に選べる社会に

4.これから働く皆さんへ

  • (1)労働は経済的自立への第1歩―自分の食い扶持は、男女関係なく自分で稼ぐ!
  • (2)だからこそ、男女共に働き続けることが当たり前でありそれができるための条件を!
  • (3)条件整備や問題提起のためにも「労働組合」は大事!-あるとないとじゃ大違い!
  • (4)「文句」だけでは変えられない!「おかしい」と思ったら変えるための行動を!
    -そのためには、企画力、提案力、発言力、行動力、包容力、そして、しなやかさと継続性とあきらめないしぶとさとまわりを巻き込むコミュニケーション力が求められる!
  • *社会は「恩送り」でできている!!
  • *「恩送り」を基本に、社会の一員として「できること」を「出来る時期」に・・・

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