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2009年4月1日更新

さらなる社会運動への発展を

連合大阪 非正規労働センターがオープン
除幕式には30人を超える参加者が集り、非正規労働センターのオープンを祝った。除幕式には30人を超える参加者が集り、
非正規労働センターのオープンを祝った。

 4月1日、連合大阪が非正規労働センターをオープンした。2007年10月の連合本部での非正規労働センターの立ち上げを受け、全国の地方連合会でも非正規労働センターが立ち上がっている。

 連合大阪では、従来活動を行なってきた「連合大阪なんでも相談センター」での労働相談・労働組合としての個別ケースへの対応などの機能に加え、会員ネットワーク「ワーキング大阪ネット」を非正規労働センターの中に立ち上げ、働く仲間がつながることができる意見交流の場の設定や、共済制度の提供なども行っていく。

 1日午前10時から連合大阪事務局前において、関係者、関係団体の方々の参加のもと、非正規労働センターの除幕式が行われた。新しく掲げられた「非正規労働センター」の除幕を行った後、センター長に就任した脇本ちよみ連合大阪事務局長は「非正規労働者の皆さんの主体性、当事者性のあるセンターにし、非正規・正規、非組合員・組合員など、多くの皆さんの参加と応援をいただきながら活動を作っていきたい」とセンター開設にあたってのあいさつをした。

 同日午後6時30分からは、「不況に負けるな!元気と勇気を充電しよう〜笑いと癒しのオープニングイベント〜」と題し、オープンを記念するイベントが行われた。

 イベントの開会にあたり、川口連合大阪会長は「非正規労働センターの活動を通じて、厳しい雇用環境にある非正規労働者の状況を打開していき、働く者が本当に報われる社会を作っていきたい。そして、多くの仲間の皆さんにご参加をいただき、労働条件の底上げのために大きな力を結集し、運動を進めていくことを通じ、さらなる社会のセーフティネットの構築を行っていきたい」と力強く決意の言葉を述べた。

 連合・非正規労働センターから参加した龍井センター長は「非正規労働の問題はますます深刻化しており、連合全体が本気で取り組まなければならない。この2〜3年の社会の動きの中で、当事者達が声をあげ、運動を起こし始めている。非正規労働者と連帯し、大阪の地から新しい運動のうねりと熱気を伝えてほしい」とエールを送った。

 イベントでは、連合大阪 非正規労働センター内に設置される会員ネットワーク組織の「名称募集」の表彰式、大阪センチュリー交響楽団のミニコンサート、桂福車さんによる落語「21世紀は組合だ!」がそれぞれ行われ、154人の参加者はイベントを最後まで楽しんだ。

非正規労働センターのオープンにあたり、あいさつをする川口連合大阪会長

非正規労働センターのオープンにあたり、
あいさつをする川口連合大阪会長

「ネットワーク会員組織名称募集」で佳作を受賞した中薗哲志さん(大阪交通労働組合)

「ネットワーク会員組織名称募集」で佳作を
受賞した中薗哲志さん(大阪交通労働組合)

大阪センチュリー交響楽団のミニコンサート

大阪センチュリー交響楽団のミニコンサート

多くの笑いを誘った桂福車さんによる落語

多くの笑いを誘った桂福車さんによる落語