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2017春季生活闘争・次期衆議院議員選挙に向けて

2016年10月21日 (第12回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 昨日開催された連合本部中央執行委員会で、春闘の基本構想が提起された。すでに今朝の朝刊でさまざまに報道されているが、体系維持2%とベア2%でトータル4%。今年も底上げ、格差是正にこだわる。

 経済情勢や個々の企業業績を否定するものではないが、労働組合として、主体的にデフレ脱却をはかるという観点から決めた数字である。したがって、異例ではあるが、前文でも経済情勢を書いていない構成となっているのでご理解をいただきたい。今後は討論集会などを経て、最終的には11月の中央委員会で方針が確認される。

 また、政治に関してだが、次期衆議院議員選挙の対応として、10月13日の地方連合代表者会議に馬淵選対委員長が来られた。今、民進党の候補者は218人まで来ているが、過半数の238人まで、あと28人というところまできている。過半数を取るといいながら、過半数を超える候補者が決まってないのが、現下の状況である。各地方連合でも推薦をお願いしたいという話があった。

 大阪でも、1月の選挙を想定しながら来月の執行委員会で、基本的な方針を提起したいと考えているが、全体の状況も踏まえ、民進党大阪府連と緊密に連携をしながら、また皆さんのご意見も聞きながら進めていきたい。

 最後に、来週には、地方委員会を予定している。今年は、現時点で登録をいただいている状況では、女性参加率13.4%。前回が8.9%だったので、5%弱ではあるが女性参加率が向上した。あらためて感謝を申し上げる。また、地方委員会で積極的な意見提起をお願いしたい。

 最後に情報提供を一つ申し上げたい。

NHK BS1スペシャル
「なぜ高田は死んだのか〜カンボジアPKO 23年目の告白」

11月26日(土)午後7時5分〜8時50分

【内容】
1993年5月4日。タイ国境に近いカンボジア北西部アンピルで、UNTACに文民として初めて参加していた日本人警察官5人が、ポルポト派とみられる武装ゲリラに襲撃された。岡山県警警視、高田晴行さん(当時警部補・33歳)が殺害され、4人が重軽傷を負った。

湾岸戦争以来、日本の悲願であった人的な国際貢献の場で起きた惨劇は検証されることなく、23年の月日が流れた。しかし、今、当時の隊員たちが重い口を開き始めている。番組ではカンボジアPKOの襲撃事件を様々な角度から描き出す。

そこには、戦後日本の安全保障政策が大きく転換しPKOでもさらなる任務が求められることになった今、私たちが目を背けてはならない多くの “真実” がある。

 自衛隊の「駆けつけ警護」問題も取り沙汰されてる時期でもあるので、参考になると思う。そして、いかに政治家が無責任かということも理解できると思う。