pagetop

参議院選挙の結果を受けて

2016年7月15日 (第9回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 先日の参議院選挙に対して、比例区はもちろんのこと選挙区においても大変なご支援をいただきました。あらためて、皆さんのご奮闘に敬意を表するとともに感謝を申し上げます。

 結果はご承知の通り、連合の組織内候補、比例代表では8人が当選しましたが、4人の方が惜敗。大阪府選挙区では、尾立源幸さんが、皆さんの絶大なるご支援にもかかわらず惜敗となりました。また、近畿ブロックでも、京都の福山哲郎さんを除き、民進党候補は全員が惜敗するという極めて厳しい結果となりました。

 昨日、連合の中央執行委員会の中で神津会長から、「比例区では、12人の候補者名での得票数は約211万票で、2007年に獲得した過去最多の約182万票から28万票を超える増となっている。連合全体の組織人員からすれば、まだまだの感はあるが、さまざまなマイナス要因がある中で、これだけの票を獲得したことについて、各産別や各地方連合のご努力に敬意を表したい。しかし、連合候補のうち、4人の比例候補と、選挙区でも1人が惜敗したことは極めて残念であり痛恨の極みである。」という話がありましたので報告いたしますし、私もまったく同感であります。

 すでに、7月11日付けで、連合事務局長談話が発出されておりますので、ご確認ください。連合としては、8月の中央執行委員会で参院選の総括案を提起する予定です。これも踏まえ、連合大阪としては、のちほど提起するスケジュールに基づきしっかり議論を行い、9月の執行委員会で最終まとめとします。ぜひ、いろんな観点からのご意見をお寄せください。

 さて、少し話が変わりますが、東京都知事選がスタートしました。これもご承知のとおり21人が立候補し、自民党、民進党をふくめ候補者選びが迷走しました。連合東京は、推薦の決定について、13日の15時から執行委員会を構えるということで、民進党にも早い段階から伝えていたそうですが、鳥越俊太郎さんの推薦依頼を持ってきたのが、14時40分だそうです。そんな経過の中で議論ができず、結論として自主投票になったという報告がありました。

 今回の選挙、我々の支援した民進党は、選挙前の47議席から15議席減らし、32議席の獲得にとどまりました。一方、自民党は、27年ぶりに単独過半数を確保し、改憲勢力で3分の2をとりました。27年前というのは、おたかさん(土井たか子さん)の「山が動いた」というあの時以来で、その意味でも歴史的な選挙であったと言えます。また、与野党一騎打ちとなった32の1人区では、野党の11勝21敗となりました。

 この結果を踏まえた、選挙後の民進党の動きを見ていると、個人的にはモノ申したいことがたくさんありますが、今日は控えておきたいと思います。ここ大阪では、おおさか維新が2人当選し、参議院の議席4人すべて改憲派となったことは由々しき事態と言わざるを得ません。

 現在の大阪の政治情勢をどう分析し、いつあるかわかりませんが次の衆議院選挙、来年には堺の市長選挙を控えております。堺市を基盤とする維新の参議院候補が議席を取ったということはマイナス効果となると思います。3年後の参議院選挙そして統一地方選挙にむかってどうしていくのか? しっかりと議論を深めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。