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2007年12月14日更新

ワーク・ライフ・バランスで組織を変えよう

男女平等セミナーで参加者が学ぶ
ワーク・ライフ・バランスについて解説する講師の荒金雅子さん
ワーク・ライフ・バランスについて解説する講師の荒金雅子さん

 連合大阪は12月12日、45人の参加者を集め、第11回男性役員のための男女平等セミナーを開いた。労働組合での男女平等推進を目的として毎年開催されるこのセミナー。今年は「実践!ワーク・ライフ・バランスで組織を変える」と題し、企業などでワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の導入・コンサルティングを行う荒金雅子さん((株)クオリア代表取締役)を講師として迎えた。 

 セミナーの冒頭、主催者を代表して山田健一連合大阪男女平等推進委員長(情報労連)からあいさつがあり、「性別にかかわらず、個々人が自分の個性と能力をフルに発揮でき、個人の多様な選択の場の拡大を進める社会こそが求められている。それを推進するのが労働組合の役目。今日のセミナーで得たものを組織に持ち帰り、具体的なアクションを起こしてほしい」とセミナー参加者への期待が述べられた。 

グループワークで参加者がそれぞれの意見を出し合う
グループワークで参加者がそれぞれの意見を出し合う

 セミナーでは、荒金講師より現在の社会や企業でいかにワーク・ライフ・バランス施策の導入が進んでいるか、その導入によりどのようなメリットがあるかなどの解説が行われた。その後、参加者は6グループに分かれ、現状の職場の問題点や、いかにそれを解決していくかなどについて話し合った。

 グループワークの発表では、6グループそれぞれが、「長時間労働をいかに削減するか」「育児休業の取得促進」などのテーマごとに発表を行い、議論内容を共有し、多くのアイデアを得ることのできるセミナーとなった。

ワーク・ライフ・バランスを進めるための方策をグループごとに発表する
ワーク・ライフ・バランスを進めるための方策をグループごとに発表する