pagetop

地域で子どもたちを見守るために

2015年11月17日 (第1回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 ダブル選挙への、お取り組みに敬意を表するとともに感謝を申し上げます。

 大変厳しい情勢にありますが、最後まで全力で取り組んでいきたいと思います。最後までのご支援をよろしくお願いします。

 世の中ではいろいろなことが起こっています。パリのテロ事件も大きな事件ですが、小学生の大麻吸引事件報道には驚きました。高校生の兄が持っていたものを拝借したようですが、子どもの見守り、教育ということが、やはり大きな課題なのではないか?と思います。

 この間、何度かNHKで取り上げられましたが、西成区に「山王こどもセンター」という施設があるのをご存じでしょうか? こどもセンターの理念は、『こどもたちの安全で楽しい放課後を守るため、また、保護者の方が安心して就労できるよう、地域の中に開かれた児童館である。誰でも参加できる児童館で、幼児から青年達、他校の障害を持つこどもたちを含め、幅広い年齢層の参加者がある。個性豊かなこどもたちは、いろいろな体験を通じて、自分の眼で見、感じ考える力を体得し、共に育ち合う中で社会性や自立心、人を思いやる心、責任感などを生み出す。その中から、地域そして自然を愛する心を育み、次の時代を担うリーダーが育っている』と謳われており、長年にわたり活動してきました。

 しかし、大阪市の「大阪市の子どもの家事業廃止」「学童保育への移行」に伴い、補助金が廃止され、大変厳しい運営を余儀なくされています。残念ながら、大阪では、こうした中間団体の取り組みが行政から否定されている現実があります。コミュニティへの市民参加という観点からは、こうした中間団体の存在は極めて重要であり「子どもの見守り」が大きな課題となっている今こそ、大切にしなければならない存在であると思います。そんな観点からも、維新政治にピリオドを打たなければならないと感じています。